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2017年に放映されたアニメ作品ベスト

2017年12月31日 16:10

 こんにちは、mayaです。
 今年も残すところあと一日となったわけで、東京ではちらちらと雪も降ってきて良い感じの年の瀬となっています。赤いきつねと緑のたぬきにどん兵衛の鴨だしそばも買い込んで、もう引きこもる気満々でいるわけですが、そのお供に今年のアニメーションなんかもどうかなと思いつつ、テレビと劇場で放映された作品の私家版ベストとなっています。

 なお、テレビで放映された作品は全て、少なくとも一話までは見ていますが、劇場のものはさすがに全てに足を運ぶわけにもいかず、以下の話題になった作品はまだ鑑賞できていません……

・宮原直樹監督、東映アニメーション制作 『ポッピンQ』(16年12月公開)
・村瀬修功監督、ジェノスタジオ制作 『虐殺器官』(2月公開)
・神山健治監督、シグナル・エムディ制作 『ひるね姫 知らないワタシの物語』(3月公開)
・米林宏昌監督、スタジオボノック制作 『メアリと魔女の花』(7月公開)
・新房昭之・武内宣之監督、シャフト制作 『打ち上げ花火 下から見るか、横から見るか』(8月公開)
・伊藤尚住監督、マッドハウス制作 『きみの声をとどけたい』(8月公開)
・瀬下寛之・静野孔文監督、ポリゴン・ピクチュアズ制作 『GODGILLA 怪獣映画』(11月より公開中)
・須藤友徳監督、ユーフォーテーブル制作 『Fate/stay night [Heven’s Fell] Ⅰ. presage flower』(11月より公開中)
・水島努監督、アクタス制作 『ガールズ&パンツァー最終章第一話』(12月より公開中)

 こんなにたくさんの話題作を見逃しておいて、本当にアニメオタクと呼べるのかとちょっとばかし自己嫌悪したくもなってくるわけですが……何はともあれ、昨年からアニメ映画が増えすぎているのが気にかかります。あと、何より映画なのに一作で終わらず、続編前提で作っているのも勘弁してほしいところ。ちなみに上記の中だと、Fateとガルパンは確実に今年のベストの中に入ってきそうだけど、どちらも続編があるのでどこで評価すべきか困るんだよなあ……

 それはさておき、気を取り直して、本年度に放映されて、わたしが観賞した作品の中からベストを発表させていただきます――


リトルウィッチアカデミア
・監督:吉成曜、シリーズ構成:島田満、アニメーション制作:TRIGGER

 

 


 トリガー制作の本気印。放映中は「作画だけでストーリーがいまいち」とか「主人公に全く魅力を感じない」とか、「ベテランのアニメーターが時代錯誤に遊んでいるだけ」とか、まあ一部には妥当な批判も見受けられましたが、それでも現在の日本のアニメーションという点からいうと、本作は紛う方なくベストに入ってくる作品だったと思います。

 放映後にバンダイナムコから出たゲームは爆死したようですが、来年のトリガー新作『ダーリン・イン・ザ・フランキス』の後には本作の続編もあるかもと匂わされているので、もしかしたら大人になったアッコたちとまた出会う日がくるかもしれません。



ACCA13区監察課
・原作:オノナツメ、監督:夏目真悟、シリーズ構成:鈴木智尋、アニメーション制作:マッドハウス

 

 
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 以前の記事でOPを今年のアニメソングのベスト5に入れさせていただきましたが、本作はオノナツメさんの原作を忠実に再現して、丁寧に作っていたのがとても良かったと思います。特に声優陣がマッチしていました。個人的には影のある雰囲気を見事に演じていたニーノの津田健次郎さんに今年の演技賞を差し上げたいところです。また、同じ時期に『幼女戦記』でターニャを演じていた悠木碧さんが、本作でロッタを演じていたのも信じられません。いやあ、声優さんってすげえなあ。

 何にしても、出てくるキャラクターが全て魅力的で、何かしら守りたいモノがある。その為に全てを捧げた人と、捧げられたが為に全てを受けとめて未来につないだ人たちの物語――



この素晴らしい世界に祝福を!2
・原作:暁なつめ、監督:金崎貴臣貨、シリーズ構成:上江洲誠、アニメーション制作:スタジオディーン

 

 
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 説明不要でしょうか。OP含めて最初の三話は明らかに狙って作画が崩れていたのでかなり気になったのですが、途中でその演出も止めたようで、結局のところ、一期同様のお馬鹿さ加減で突っ走った作品となりました。売り上げは維持しているし、角川スニーカーの看板作でもあるし、原作のストックはまだまだあるしで、三期が望まれるところですが、意外なことに続編制作が決定したものの第三期なのか劇場版なのかOVAなのか明確な情報はありません。

 個人的には『東京レイブンズ』(13年放映)で監督を務めた金崎貴臣さんがこのシリーズでやっと再評価されたのがとてもうれしい。力のある監督だけに、これからも様々な作品を手掛けてほしいところです。



けものフレンズ
・監督:たつき、シリーズ構成:田辺茂範(放映後にたつきに変更)、アニメーション制作:ヤオヨロズ

 

 
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 すいません。実のところ、本作放映中はサーバルちゃんが草原でかばんちゃんを追いかけている冒頭シーンを観て「あー、低予算の糞CGアニメだなあ」と速攻で切りました。でもって、たしか三話ぐらいから「わー、すごーい」という低能ツイートが流れてくるようになり、四話で無駄に設定交渉を長々とやっているツイートまで回って来て、「あれってそんな大層な作品だったっけ? もしかして糞アニメを皆でよってたかって虐めているんじゃないの?」と憤る一方で、作品の良さを支持するツイートも止まないので、録画だけは勝手にトルネさんがしてくていたからだまされたと思って渋々と見てみると……「わー、すごーい」と洗脳されている自分がいました。もちろん、7話でリアルタイムにがぼーんと衝撃を受け、9話でキタキツネの可愛らしさに萌え、11話では「ここで終わりかよ」と身もだえ、最終話では泣きましたよ本当に……

 何にしても、今年の一作を選べといわれたら、同じCGアニメで全てのクオリティが高い『宝石の国』があるのでとても困るわけですが、それでもきちんと物語を終えた本作を選ぶことになるかと思います。願わくは以前の記事の「ぼくのフレンド」の項でも書きましたが、たつき監督と製作委員会の双方がたとえどれだけ敵を作ろうとも、しばらくしたら互いに長い近況報告でもして、つまりはどうかよろしくとなってほしいものです。



プリンセスプリンシパル
・監督:橘正紀、シリーズ構成:大河内一楼、アニメーション制作:Studio3Hz×アクタス

 

 
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 最初にシリーズ構成として大河内一楼さんの名前をクレジットに見つけたときは心配しかありませんでした。そもそも、直近でシリーズ構成を担当した作品は、『革命機ヴァルブレイブ』に『甲鉄城のカバネリ』、さらに言うと脚本で参加していたのは『M3 ソノ黒キ鋼』や『コメットルシファー』など――このラインアップからしていったいどう期待しろというのか。いわば『コードギアス』をやっていた頃のトリックスターの大河内さんはもう戻ってこないんだろうなと諦めていました。ところがいざ蓋を開けてみると、一話も、二話も、キャラクターが可愛らしいだけでなく、起承転結があって、どんでん返しが用意されていてサスペンスとしてもよくできている。そして視聴を決定づけたのが五話「case7 Bullet&Blade’s Ballad」でした。今期TVアニメにおけるアクションシーンでの白眉。この回の絵コンテを担当した江畑諒真さんはしばらく要チェックなアニメーターになりそうです。

 作品自体は最後の二話でなぜか脚本が大河内さんから変更になり、どうにも尻切れトンボで終わってしまった感が否めないのですが、もともと時系列をランダムでやっていた作品で、一話からしてcase13、八話ですでにcase20といったふうに二十話以上のストックを匂わせており、二期に期待がかかるところです。



ゲーマーズ!
・原作:葵せきな、監督:岡本学、シリーズ構成:内田裕基、アニメーション制作:PINE JAM

 

 
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 作画がどんどんと微妙になり、正直なところ、全体的なクオリティを鑑みれば今年のベストと胸を張って推薦できる作品ではないような気もするのですが、じゃあ、なぜ、このリストに上げているのかというと――本作の二話「上原祐と強くてニューゲーム」と六話「ゲーマーズと全滅ゲームオーバー」が素晴らしすぎたせいです。特に後者は、とある演出も含めて、2017年度のアニメ作品最高の出来だと思います。『ラーゼフォン』(02年放映)の第19楽章「ブルーフレンド」と並ぶ……とまでいうと明らかに言い過ぎだけど、視聴してなかった人はこの六話だけでもいいからぜひ見てほしい。そんな作品です。



メイドインアビス
・原作:つくしあきひと、監督:小島正幸、シリーズ構成:倉田英之、アニメーション制作:キネマシトラス

 

 
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 一話の冒頭で劇伴を担当しているKevin Penkinの「Underground River」(オリジナルサウンドトラック所収)が流れてきたとき、鳥肌がぶつぶつと立ちました――これは間違いなく、今年の「覇権」と言われる作品になると。一方、『ギルティクラウン』から『甲鉄城のカバネリ』に至るまで、かつて覇権を匂わせた作品のほとんどがクオリティを維持できなかったのを見せつけられてきたアニメファンとしては怖さも湧き上がってきました。とはいえ、本作には原作があります。もともと、ロリコン界隈ではあまりに有名だった本作は、原作通りに忠実にやってくれさえすれば傑作になること間違いなしです。しかも、シナリオは堅実な仕事に定評のある倉田さん――そして結果として本作は期待通りのものを見せつけてくれました。

 もっとも、作品の核心はちょうどこれからというところで原作のストックもほとんどなくなり、原作同様にアニメも続きをしばらくは待たなくてはいけない状況だと思っていたのですが、先月には早くも続編の制作が決定されたと発表されましたーー

 

 というわけで、わたしたちも「んなあ~」と言いながらも腰を据えて冒険者たちの帰還を待つことにしましょう。



宝石の国
・原作:市川春子、監督:京極尚彦、シリーズ構成:大野敏哉、アニメーション制作:オレンジ

 

 


 日本のCGアニメもここまできたのかと、まさに2017年を代表する作品だったと思います。特に、市川春子さんの原作はいわゆる行間の多いものでもある為、戦闘シーンなどでは何をやっているのかいまいちよく分からなかったわけですが、こうしてアニメ化したおかげでその補完もでき、CGにしたことで宝石たちの美しさも原作より映え、さらにはストーリーテリングについては原作を忠実に再現したことで、原作ファンも、アニメファンも、双方ともに幸せなアニメーション化という稀有な結果に繋がったように思います。

 また、『ラブライブ』で一気に実力派監督入りした京極尚彦監督にとっても、良作となった『GATE 自衛隊 彼の地にて、斯く戦えり』に次いで原作のある作品を見事にアニメーション化したことで、その手腕と評価は確実なものになったように見えます。『宝石の国』の原作はちょうどフォスが月に行って戻ってきたあたりなのでまだまだストックが足りていない為、京極監督にはそろそろ『ラブライブ』以来のオリジナルに手をつけてもらいたいものです。



夜明け告げるルーの唄
・監督:湯浅政明、シリーズ構成:吉田玲子、アニメーション制作:オレンジ

 

 
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 湯浅政明監督といえば、『マインドゲーム』や『ピンポン the Animetion』などで有名で、独特の映像表現を駆使する作家性の強いアニメーターとして知られています。だから、『四畳半神話大系』や『夜は短し恋せよ乙女』といった生粋のストーリーテラーである森見登美彦の原作をもってしても、アニメーションの方が先行して、ストーリーそのものがどうにも曖昧になってしまいます。

 そんな傾向があるからか、本作ではシリーズ構成に吉田玲子さんを迎え入れています。キャリアがあり、堅実なシナリオに定評のあるライターさんですが……しかしそれでも湯浅監督のシナリオはあちらこちらに飛んでしまい、全体としてのストーリーは何だかはちゃめちゃなものになっていました。正直なところ、ストーリーだけを考慮すればひどいものです。それでも今年のベストに本作をラインアップしたのはその映像表現の凄まじさがあるせいです。ドラッグでもやっているんじゃないかとさえ思わせるほどに、良質なイリュージョンを伴うアニメーション――ダンスシーンは本作の白眉でしょう。だからこそ、アニメファンとして思うのです。『ピンポン the Animetion』のような映像とシナリオの強烈なシナジーを伴った作品をまた作ってくれないかと。



ノーゲーム・ノーライフ ゼロ
・原作:榎宮祐、監督:いしづかあきこ、シリーズ構成:花田十輝、アニメーション制作:マッドハウス

 

 
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 原作の中では異色、というか唯一シリーズ主人公の空白をメインに据えていないにも関わらず、ファンの間では最高傑作ともされる第六巻を映像化したもの。空白たちがいる時代よりも6000年も昔、全てがゲームで決まるという十の盟約もなく、あらゆる種族が戦争をして殺し合っていた頃の話として本編からは独立している内容なので、たしかにたとえ二期があったとしてもテレビシリーズで扱うのは難しいところ。

 それはともかく、『さくら荘のペットな彼女』でのサムゲタン騒動でキャリアにいちゃもんをつけられたいしづかあきこ監督にとっては、『ノーゲーム・ノーライフ』はその実力を証明する為の乾坤一擲となった作品――二期をせがまれつつも、続報がなかなか届かなかっただけに、ファンにとってはこの映画化は何よりのプレゼントになりました。

 評価としては、先述の通り長らく待たされた上に、ファン目線もあるので、公平にとはなかなかいかないけれど、何はともあれ本当に良かった。劇場で泣いちゃったくらいに。もともと、榎宮祐さんは漫画家さんでもあって文章がそれほどうまくない上に、原作でも戦闘シーンでは何が書いていあるのかいまいちよく分からないところが散見されたので、こうして映像化されたのは僥倖でした。あとは第二期を待つだけ。原作もずいぶんとストックたまったんだし、オールドゼウスを巫女さんに落としてどうなったんや。はよ続きを放映せいや、といったところ。というか、原作10巻がまた延期されたみたいだけど、榎宮さんほんまに大丈夫なんやろうか……





【関連リンク】

2017年に発売された邦楽ベスト
2017年に発売されたアニメソングベスト
2017年に刊行された小説新刊ベスト
2017年に刊行された漫画新刊ベスト


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