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【定期】9月4週目のお気に入り

2012年09月29日 23:59


 こんにちは、mayaです。
 こないだ電撃大賞の応募要項を見てみたら、賞金が300万円にUPするのと同時、第20回だけ限定で電撃学校大賞というイベントを開催するとのこと。とうに学生時代を離れたおっさんにとっては、何とも楽しそうな企画です。いいなあ……電撃会社大賞とかもやらないかなあ。たとえば、電撃文庫の今後のビジネスモデルを募集したり、あぶれた作家のセカンドライフプランを提案したり、いかに税金を掠め取られないような事業プランを作ったり……夢がないなあorz
 さて、9月4週目の個人的にお気に入りメモを残します。


【小説】
 
光圀伝光圀伝
(2012/09/01)
冲方 丁

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 四週間かけてやっと読んだどー。pp751に及ぶ大長編。さすがに電車で立ち読みできないので(アレステア・レナルズ以来の指の痛みに遭遇……)、寝る前とかにちまちま読んでいました。でも、すげー面白いんですよ。特に少年時代の勝気なやんちゃぶりなんか、世子というアイデンティティにぶつかって、乗り越えて、義を問い、不義に悩み、あるいは最良の伴侶を得てといったふうにそれこそライトノベルの成長譚みたいな瑞々しさも手伝って、ページを手繰る指が止まらない。おかげさまで不眠のまま仕事をしたことが何度あったか……。作品に変化が出てくるのは、地の章のラストから。父が亡くなり藩主を継いで、それまで世子を意識しながらも、己、兄や父といった個人しか見つめることのできなかった光圀が藩政改革に直面し、しだいに世界と対峙していく。波飛沫のような躍動感はなくなっていきますが、代わりに儒学や史書等の色どりが加わり、儒哲と政治の世界の思惑にぶつかり、作品にずしりとした錨のような重みが出てきます。最後に死別や老いまで描き切っているところも見事。『天地明察』から読んでいるファンにとっては安井算哲がちらりと出てくるところににんまりするかもしれません。いずれにしても、『ばいばい、アース』で「実存」を多用してアイデンティティを問うていた冲方さんが十年後に『光圀伝』にたどり着いた心境について思うと、何だか胸にこみ上げてくるものがあります。さらに十年後、冲方さんは何を書いているんだろうか。

 
アレクシア女史、埃及(エジプト)で木乃伊(ミイラ)と踊る (英国パラソル奇譚)アレクシア女史、埃及(エジプト)で木乃伊(ミイラ)と踊る (英国パラソル奇譚)
(2012/09/20)
ゲイル・キャリガー

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 シリーズ五作目で完結編ですね。前巻で臨月迎えているにも関わらず散々に暴れまわって、もうこれで大円団でもいいなじゃないかと思っていましたが、今巻もさらなるジェットコースターノベルになっています。正直、川野靖子さんによる「訳者あとがき」に載っている最初の七行が見事に作品内容と読者の思惑を書き切っていて、それで十分なような気もしますが、ただ、どちらかというと、これまでのシリーズで出てきた伏線のつなぎと、ちび迷惑ことブルーデンス嬢のどたばた紹介といった趣きもあったように感じたのは気のせいかな。おそらく、いずれブルーデンス編でのスピンオフ等が出ることに期待して、今はこのアレクシア女史のはちゃめちゃな冒険の幕を閉じましょう。時間があったら全巻含みで詳しいレビューを書きたい作品です。


【漫画】
 
声優かっ! 10 (花とゆめCOMICS)声優かっ! 10 (花とゆめCOMICS)
(2012/09/20)
南マキ

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 帯を見ると、「シロ覚醒――!!」とのこと。ここ最近は男装が続いていたので、もっと女の子なシロをもっと見たいなあと思っていたら意外と女の子シロが多くて満足。というか、そろそろ男装シロと女の子シロとの狭間で一悶着ありそうな予感。キーマンは千里くんじゃなく、瑞希くんのような気がします。

 
神様はじめました 13 (花とゆめCOMICS)神様はじめました 13 (花とゆめCOMICS)
(2012/09/20)
鈴木ジュリエッタ

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 秋からアニメ開始というわけで、1巻から13巻まで一気に大人買い。でもって一気読みはじめました。最初は奈々生さんが何もできない土地神さまなのにいたるところに顔を出しては失敗して、巴衛くんに尻拭いをしてもらっているところにちょっとばかし首を傾げていましたが、出雲編が終わって神様としての貫禄がちみっと付き始めたあたりから、奈々生さんと巴衛くんのいちゃラブっぷりをにやにや見つめる作品に……。色々とごちそうさまです。個人的にお気に入りのキャラクターは皇女(ひめみこ)さんなので、12・13巻はまさに待望の巻でした。さて、来月連続刊行される14巻ではついにいちゃラブに楔を打ちつける回になりそうです。アニメの方も期待ですね。

 
昭島スーサイド☆クラブ 1 (チャンピオンREDコミックス)昭島スーサイド☆クラブ 1 (チャンピオンREDコミックス)
(2012/09/20)
菅原 キク

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 アキバBLOGさんで紹介されていて気になっていた作品。昭島市が外務省から渡航禁止地域Aランクあたりに指定されそうな雰囲気で、世界観的に色々とぶっ飛んでいるところはまあご愛敬。一巻ということで仲間の宍戸兄妹の背景が見えてこないのは残念ですが、とりあえず垣之内さんのパンツ見せ登場はめちゃ可愛い。魔法少女である垣之内さんに何ら特殊な力がないのとてもいいですね。殴られたり、ひんむかれそうになったり、そんな厳しい現実を受けても、垣之内さんが何を目指しているのか。宍戸くんが示唆していましたが、俄然、わたし気になります。

 
娚の一生 4 結婚 (フラワーコミックス)娚の一生 4 結婚 (フラワーコミックス)
(2012/09/24)
西 炯子

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 色々と批判もありながらも前巻で一応完結はしているので、今巻は結婚後のボーナストラックといったところ(掲載雑誌でもスピンアウトとして発表されていたようです)。実際に、焦点は海江田夫婦周辺のキャラクターたち(園田さん、西園寺さん、海江田さんの男友達)に当てられていたり、海江田夫婦の三十年前のエピソードだったり、逆に十数年後のものだったり(二人の子供が登場!)と、二人の挙式シーンも出てきますが、いわゆるファンブックに近いかもしれません。とりあえず、海江田息子のスピンアウトが読みたい。うん。

 
テルマエ・ロマエV (ビームコミックス)テルマエ・ロマエV (ビームコミックス)
(2012/09/25)
ヤマザキマリ

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 まさかこのネタが五巻も続くとは……と誰もが驚く本作品。映画化の影響か、そろそろお風呂ネタはなくなり、ハリウッド大作みたいなアクション作品へと様変わりしていました。いったいどこに向かっているんだ……ちなみにどうでもいいことですが、さつきさんのおじいちゃんがトミーリージョーンズにしか見えない。


【音楽】
 
 
STARGAZERSTARGAZER
(2012/08/07)
JAWEYE

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 NEWシングルがいつの間にかきてたー……背表紙に記載されていたライブがすでに終了していたorz とりあえず。もう、もう、めっちゃカッコいいです。

 
 SONYMUSIC(公式)より
 
Extra terrestrial Biological Entities(初回生産限定盤)Extra terrestrial Biological Entities(初回生産限定盤)
(2012/09/19)
EGOIST

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 ギルクラ提供曲以外にも試聴したらなかなか良い曲が揃っていてGET。イントロダクションの「原罪の灯」を除いて前半がアッパー、「Ce que j'aime」から後半がバラード。とはいってもバラードは二曲とも発表済み楽曲です。ギルクラ二期OP以外に気に入ったのは、「雨、キミを連れて」と「LoveStruck」。ちなみにブックレットからジャケットから全てギルクラ仕様。EGOISTってギルクラ専用バンドでしたっけ?(秋アニメ『PSYCHO-PASS』のEDが決まっていた!)


【ゲーム】
 
イース セルセタの樹海 イース生誕25周年記念パック (描きおろしヒロインカレンダー・ドラマCD『イース セルセタの樹海』・音楽CD『イース 古今曲集(仮)』・クロスクリーナー『アドルの世界地図』 同梱)イース セルセタの樹海 イース生誕25周年記念パック (描きおろしヒロインカレンダー・ドラマCD『イース セルセタの樹海』・音楽CD『イース 古今曲集(仮)』・クロスクリーナー『アドルの世界地図』 同梱)
(2012/09/27)
PlayStation Vita

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 公式通販でGET。商品紹介に記載されているもの以外にも、『空の軌跡』のB5サイズのクリアファイルがついていました。絵師は誰かなあ。エナミカツミさんじゃないのは確かなんだけど、どっかで見たことあるんだよなあ。何にしても仕事が忙しい為、ゲームは来週にちらちらとやって、後は年末まで持ち越しかなあorz


【その他】
 
 打首獄門同好会『私を二郎に連れてって』
 お金があるときはスキーに連れていってあげられたのに……というか、色々とツッコミどころ多数。
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【定期】9月3週目のお気に入り

2012年09月22日 18:20


 こんにちは、mayaです。
 東京ではさすがにまだ昼はかなり暑くて汗べっとりなわけですが、夜になるとめっきり涼しくなりました。あと10℃くらい涼しくなれば雪国育ちにわたしとしてはベストなのですが……
 さて、9月3週目の個人的にお気に入りメモを残します。


【漫画】
 
狼の口 ヴォルフスムント 4巻 (ビームコミックス)狼の口 ヴォルフスムント 4巻 (ビームコミックス)
(2012/09/15)
久慈光久

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 100年前の話とか出てくると、何だかそろそろ物語が収束に近づいてきているのかなあと感慨深くなります。しかもヴォルフラムに悪魔がとりついていたとは……。さて、基本的にこの作品はメインキャラクターが全て死んでいく流れになっていますが、その中でも関所がらみでまだ亡くなっていないのはヴォルフラムとプルクトー、そしてヴァルター・テルとヒルダで、四人は今巻もまだ存命中(ヒルダさんとかそろそろお亡くなりになるかと思っていました)。でもって今巻は初登場クルトの男気がかっけえ回ですね。前巻で初めてにやにやが消えたヴォルフラムですが、ついにラストにはシリアスへと変貌します。さて、次の巻ではどうなるのか――

 
マギ 14 (少年サンデーコミックス)マギ 14 (少年サンデーコミックス)
(2012/09/18)
大高 忍

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 今秋アニメ化。乗りに乗っている最新巻。前巻から続く大聖母回を挟んで、ついにアラジンはマグノシュタット学院に到着(正直なところ、大聖母回はあまり興味がもてなかったのですが、アリババの方向性が見え、子分ができたのは良かったですかね)。その間、今後がかなり心配なヤンデレこと練白龍と別れ、逆にころっとこっちに味方しそうなツンデレぽい練紅覇とフラグが立ち、今巻のメインはホグワーツならぬ魔法学院での立身出世物語。魔法学院で出会う新たな仲間はまだ出てきてないようですね。次巻はアリババのレーム帝国武者修行編。間違いなくレームのマギと思しきシェヘラザードが出てくるでしょうから期待です(全体的には12巻以降、世界を広げて伏線を張っている繋ぎの期間って感じですかね)。

 
℃りけい。 4 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)℃りけい。 4 (ヤングジャンプコミックス・ウルトラ)
(2012/09/19)
不明

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 公式HPはこちら(※壁紙プレゼント企画開催9/22から。第一話試し読み可能)
 いつの間にかもう4巻。そろそろアニメ化の話があってもいいんだけどなあ。理系女子ってだけじゃ弱いのかな。今巻ではツイッター連動でのサイン色紙プレゼント企画や公式壁紙プレゼント企画があるようで、壁紙をもらいに行ったら22日からとのこと。この鳥頭で覚えていられるかが不安だ……。そうそう、今回の大学のモデルは緑地っぽいのをはさんだ理系キャンパスってことで早稲田ですかね(何か講堂っぽい敷地もあるし)。まあ、結局、わたしは大久保工科大学の方には一度も行ったことがないので雰囲気が分からないのですが。さて、今回は理系女史の私服も見られたし、着替えも見られたし(ここ重要)、旅行先でのきゃっきゃうふふも見られたし、真理先輩成分も高め出しでひじょーに満足度の高い巻になりました。何か前巻のスク水もあって最近読者サービス高いですね。もっと人気が出てもいいのになあ。とにもかくにも、たまに理系知識がこそばゆいゆったり日常作品です。ちなみに個人的には船橋さん推し。

 
ジョジョリオン 3 (ジャンプコミックス)ジョジョリオン 3 (ジャンプコミックス)
(2012/09/19)
荒木 飛呂彦

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 杜王町スピンオフの3巻目。二巻から続いて大弥たんのデレもかわゆす。でもエロ成分は足りなかったかなあ……。さて、今巻でついにジョナサンとジョセフ・ジョースターに物語が繋がったわけですが、『スティール・ボール・ラン』から続く新世界編とも言われているパラレルワールドで彼らが何を成したのかは俄然気になるところですよね。で、その系譜につらなる吉良・ホリー・ジョースターの行方を追って病院へと向かったら、自動追尾型の新たな遠隔スタンドの出現というわけで、これは何だか第四部のハイウェイスターを思い出すわけですよ。あれも病院が絡んでいましたし。やっぱり熱い作品だなあと感慨ひときわ。でも、次の巻が出るのにまた半年ぐらいかあ。待てないなあ。

 
【映像】
 
 (日テレCHANNELより)
 
おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)おおかみこどもの雨と雪 (角川文庫)
(2012/06/22)
細田 守

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 やっと観てきました。細田監督のベストの作品だと思います。
 ところで、他の方のレビューを見ると、母親の花が現実を見ていないという批判がよく目につくのですが、わたしはどうも首を傾げます。そもそも本作を観ていてまず奇妙に感じるのは、本作の語り手が娘の雪だということです(しかも、中学生になった雪)。当然、雪は子育ての辛さを経験として知りませんし、父親の存在も、その死に方も詳しくは知りません。それでも母から聞いたフラグメンツを切り取って、前半部、花と父親の出会い、それと花の子育てについて、雪は観客に物語っています。そういう意味では、母親である花に生活感がないとか、現実を全く見ない生き方なので感情移入できないとか、父の死があまりにあっけないとか、といった捉え方はむしろ妥当であり、細田監督もそのことは織り込み済みで撮っていると思われます。
 そもそも、本作のタイトルは『おおかみこどもの雨と雪』――つまり、本質的な焦点は子供たちにあります。人としての生き方を選んだ雪。狼としてのそれを選択した雨。あるいは穿った見方をすれば、人としての生き方を選んで子供に恵まれた父親、そして狼として死んだ父親――映画の公式HPのインタビューで細田監督は本作を撮ったきっかけとして、「子育ての話を映画に出来ないかなと思ったんです。自分が体験してみたい憧れを映画にしたという感じ」と、またテーマを「中心はお母さんになっていく女性の話だと思う」とも語っていますが、とても不思議なことに、そういった憧憬をテーマにして描いてみたら、ファンタジーは死に、現実がむしろ生きたという結末は、何ともシニカルでユニークなものだと思います。


 
 TVPotateから転載(※字幕なし。吹き替えでもありません)。
 
SHERLOCK / シャーロック [DVD]SHERLOCK / シャーロック [DVD]
(2012/07/06)
ベネディクト・カンバーバッチ、マーティン・フリーマン 他

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 日本語版の公式HPはこちら(※角川ピクチャーズ。吹き替えトレーラーもあります)
 ハヤカワ文庫の7月のちらしに載っていたので気になっていたのですが、NHKBSでの放映を見逃したのでやっとレンタル。たぶん、詳しいレビューを別途書くと思います。


【その他】
◆今週の着になったニュース
・西日本新聞(9/19)「数学の難問「ABC予想」解明か 望月京大教授、驚異的の声
 こういう天才的な事業って、わたしも含めて多くの人たちには何が何だかさっぱり分からないことですから一種のファンタジーですよね。そのファンタジーがついに完結を迎えるみたいな。そんな熱さを感じるわけです。こりゃあ、年末に出てくるポピュラーサイエンス本が嵩張るでえ!

【定期】9月2週目のお気に入り

2012年09月15日 23:23


 こんにちは、mayaです。
 久しぶりに風邪をばっちり引きました。注射打って三日間ベッドでごろんごろん。初日はさすがに意識朦朧としてテレビつけるのも、PC開くのも億劫でしたが、二日目あたりからは寝過ぎたのが仇になったのか、むしろ脳みそがミソ状態の超暇人に。ニート生活ってのも考えものかも。会社が恋しくなりました(何という洗脳社畜人生……orz)。
 さて、9月2週目の個人的にお気に入りメモを残します。


【小説】
 
彼の個人的な運命 (創元推理文庫)彼の個人的な運命 (創元推理文庫)
(2012/08/25)
フレッド・ヴァルガス

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 三聖人シリーズの三作目。文庫解説にある三橋曉さんによるフレンチミステリとヴァルガス講座が熱い! これだけでもお金出した甲斐があるというもの。さて、主人公は前作に引き続き、元内務省のルイ・ケルヴェール。正直、最後のあたりでオスレというゲームが出てくるのですが、わたしはこのゲームを全く知らなかったので電車で読んでいて「ん? んん?」と首を傾げることに……(帰宅して調べましたが)。まあ、それは本当に些細なことなんですが、本作はルイや三聖人たち以外に、老売春婦のジゼルが本当に良い味を出しています。タイトルの『彼の個人的な運命』というのもグッド。もし北欧ミステリで海外作品に興味を持って、他の国にはどんなのがあるのかなと食指を伸ばすのならヴァルガスの作品をぜひどうぞ。


【漫画】
 
軍靴のバルツァー 3 (バンチコミックス)軍靴のバルツァー 3 (バンチコミックス)
(2012/07/09)
中島 三千恒

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 七月に出ていたの知らなかった……orz 
 個人的には、幸村誠さんの『ヴィンランド・サガ』(講談社)、久慈光久さんの『狼の口』(エンターブレイン)、カトウコトノさんの『将国のアルタイル』(講談社)、それに伊藤悠さんの『シュトヘル』(講談社)と同様、架空戦記モノとして注目している作品。士官学校と騎兵をモチーフにしているのがユニークです。2巻から続いていた、工業都市ロットリンゲンでの大規模デモから火がついた暴動に対する治安出動に決着がつき、今巻はその裏にうごめく宮廷闘争、マスコミ対策に焦点が移ります。バーゼルラント王国を挟んでバルツァーの母国・ヴァイセン王国とエルツライヒ帝国の鞘当ても始まり、男装騎士ヘルムートとライナー第二王子の思いにも踏み込んだ転機の巻。次巻は第二次ノルデントラーデ戦争勃発というわけで、半年後が待ち遠しい……

 
桜Trick (1) (まんがタイムKRコミックス)桜Trick (1) (まんがタイムKRコミックス)
(2012/08/27)
タチ

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 表紙に釣られて買ったクマ―。とりあえずイチャ百合四コマ。特にオチがあるわけでもなく、ストーリーの起伏があるわけでもなく、キャラクターが濃いわけでもなく、ただ、ただ、可愛らしい女の子たちがいちゃいちゃチュッチュする作品。カプは三組で固定。個人的なお気に入りは野田コトネ×南しずくのカプ。きっと優秀な睡眠導入本になるでしょう……zzz

 
ナナマル サンバツ (4) (カドカワコミックス・エース)ナナマル サンバツ (4) (カドカワコミックス・エース)
(2012/09/01)
杉基 イクラ

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 関東近郊の高校が集まっての例会(クイズサークルの定例会)編突入。ついに越山くんと御来屋くんのライバル対決かと思いきや、まさかの笹島部長と開城・大蔵さん回。というか、大蔵さんの「ようやく出てきたか笹島…」(pp120)とか、「あいつの山はよく当たる……すばらしいぞ笹島……!」(pp132)に思わずアーッと熱くなりました(どうでもいい)。きっと厚い本が出るでえ。それはさておき、あとはあのボクッ娘がどうなるかってところでしょうか。井上くんみたいにうまく化けてくれるといいんだけどな。

 
光圀伝 (一)光圀伝 (一)
(2012/09/04)
三宅 乱丈

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 小説より先に漫画から読了。若干、ストーリーが駆け足に感じられ、時系列もバラバラなのでまとまりに欠けるようにも見えましたが、三宅乱丈さんの絵がとても良い味出しています。『イムリ』(エンターブレイン)に手を出してみようかしらん。

 
超人学園(9) (講談社コミックス)超人学園(9) (講談社コミックス)
(2012/09/07)
石沢 庸介

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 最近、アダムがインフレ気味かなあと、ちょっと食傷気味ではあったんですが、今巻はカダンたんが出てきたり、明皇の正体が分かったりと、久しぶりに戦闘以外でひきつける巻だったと思います。そして、何より最後は……。帯にある通り、まさかの「勇者、散る!!?」(もうちょっとカダンがらみもあって良かったとは思うけど)。この作品の事だから最後に何気なく出てきそうではありますが、かなり本気の巻です。

 
将国のアルタイル(11) (シリウスKC)将国のアルタイル(11) (シリウスKC)
(2012/09/07)
カトウ コトノ

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 平和を一番に望みながらも常にエキゾティック戦争状態というわけで、最近、川上稔さんの『境界線上のホライゾン』(電撃文庫)に出てくる本多正純さんとどうしてもダブって見えてくるマフムートくん。弁士というのはいつの時代も、どの作品でも本当に大変です(将軍だけど)。さて、バルトライン帝国が南ルメリアナ都市国家群に進行する中で、今巻ではタウロ市と傭兵部隊を味方に引き入れることに成功。ヴェネディック共和国とサロス王国との東央海をめぐる制海権争いも気になりますが、アントニオ・ルチオたんの活躍と、苦渋の顔が早く見たい← それはそうと、最後の鐘の街陥落のエピソードも良かったですね。マフムートがどう帝国を火傷させるのか次巻に期待です。あと、ピノー将軍の片腕らしき女性がわたし気になります。

 
二輪乃花 (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)二輪乃花 (まんがタイムKRコミックス つぼみシリーズ)
(2012/09/12)
宇河 弘樹

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 『朝霧の巫女』の宇河弘樹さんの短編集。収録作品は、『コブリアワセ』、『ニリンソウ』と『Wakl wit me』の三篇と付録として巻末にアイデアノートが付いています。『ニリンソウ』のみWEBで発表されたということで掌編ですが、他二つは中編の分量。どちらもかちりとストーリーをまとめてきたのはさすがで、個人的にはむしろ書き下ろしのアフターストーリーが際どくて面白い。でも、一番可愛いのはふら子さんかな。表紙カバーをめくって出てくる「パンツオブウォー」の二人もグッド。

 
四月は君の嘘(4) (講談社コミックス月刊マガジン)四月は君の嘘(4) (講談社コミックス月刊マガジン)
(2012/09/14)
新川 直司

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 何と、ここで終わるのかああああああ! という4巻。まあ、井川絵美さん回です。ピアノの音が色づいたというよりも、有馬くんに色めいたといったところですが、これで有馬くんが母親との過去と決別し、かをりさんとの未来を選択したとき、いったいここまで激しい色を見せた絵美さんがどうなるのか。むしろそっちにわたし気になります。とりあえず、ここまでの刊行ペースをなぞると5巻は来年の1月あたりかあ。


【音楽】
  
 
ヒカリへ(初回生産限定盤)(DVD付)ヒカリへ(初回生産限定盤)(DVD付)
(2012/08/15)
miwa

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 MIWA『ヒカリヘ』(公式)※画質のせいかかなり重いのでご注意ください。
 日本のドラマの主題歌になったようで、俄然注目をされているようです。これまでの楽曲よりもエレクトロになり、とても耳当たりの良いさわやかな曲だと思います。

 
Genki Rockets II-No border between us-Repackage(初回生産限定盤)(DVD付)Genki Rockets II-No border between us-Repackage(初回生産限定盤)(DVD付)
(2012/08/08)
元気ロケッツ

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 昨年出された『GENKI ROCKETS II』のリミックス版。ニコニコにてシャイニングスパイラルうんこでどうも色モノ扱いされがちですが、さすがに良い楽曲を揃えてきています。今回はそのニコニコ出身のkzさん、八王子Pさん、sasakureUKさん等もリミックスで参加。個人的なお気に入りは、そのkzさんリミックスの「Touch me」。

 
nsum~中川翔子がうたってみた!~(DVD付)nsum~中川翔子がうたってみた!~(DVD付)
(2012/08/15)
中川翔子

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 中川翔子さんはアニメ『天元突破グレンラガン』OPや、『世紀末オカルト学院』OP等、本当に楽曲が恵まれているなあと思います。今回はニコニコ出身のヒャダインさん、DECO27さん、kzさん、八王子Pさん、sasakureUKさんを迎えたミニアルバムになっています。


【映像】
 
 MOVIE WALKER(角川マガジン、公式)より
 
おとなのけんか (初回生産限定リバーシブル・ジャケット仕様) [Blu-ray]おとなのけんか (初回生産限定リバーシブル・ジャケット仕様) [Blu-ray]
(2012/07/11)
ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット 他

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 ロマン・ポランスキー監督。ジョディ・フォスター、ケイト・ウィンスレット、クリストフ・ヴァルツ、ジョン・C・ライリーの四人で送るシチュエーションコメディ(79分)。映画を観ているというよりは良質な舞台を観ている気持ちにさせる佳作です。それぞれの夫婦の子供が起こしたけんかが発展して、大人達まで馬鹿騒ぎをするというストーリーで、それ以上でもそれ以下でもありません。当初は夫婦同士のけんかだったのが、気づけば敵の敵は味方みたいな状態でいつの間にか虫も食わない夫婦喧嘩に発展していたりするのが面白い。それぞれコメディタッチのキャラクター造形がなされているので、役者の癖のある演技を細かく見るのも一興。お馬鹿夫婦の一悶着舞台を遠目からやれやれと見るのも一興。結局のところ、子供なんてのは我知らずといった感じで勝手に仲良くなっていくもんだよなあということで、お腹をかかえながらあっさりと観られる良質の作品です。最後に、ハムちゃん可愛い。

 
コードギアス 亡国のアキト 第1章 (初回限定版) [Blu-ray]コードギアス 亡国のアキト 第1章 (初回限定版) [Blu-ray]
(2013/01/29)
入野自由、坂本真綾 他

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 公式HPはこちら(※第一章冒頭10分の試聴ができます)
 全四章のうちの第一章(51分)。全体の起承転結のうち、起が終わってちょっとだけ承をかじったといった感じでやや消化不良。
 ストーリーも軍上層部を狙ったテロリストがいきいなり同軍に入ってきたり、ルルーシュほどの魅力をアキトに感じなかったり、最後の引きもどうにも弱かったりでどこかコードギアスという看板に頼り過ぎている気もします。個人的にコードギアスに感じていた魅力というのはルルーシュの持つアンチヒーローと、ストーリーのどんでん返しだったので、今回のシリーズでそれに似た部分を見出せなかったのは辛いかなあ。でも、坂本真綾さんのレイラさんは文句なしに可愛い。軍服にスカートはあざといな……ちょっくらユーロピア共和国連合に志願してくるか。BDの発売は来年の1月とのこと。うーん、どうしようかなあ。
 


【ゲーム】
 
スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 (超高校級のスーパー限定BOX2)スーパーダンガンロンパ2 さよなら絶望学園 (超高校級のスーパー限定BOX2)
(2012/07/26)
Sony PSP

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 買ってもうた……。最近、ゲームやり過ぎているので本作は年末あたりまで見送る予定だったのですが、何かツイッターでみんなが楽しくつぶやいていたので、ついつい、買ってもうた……。ちなみに今、『逆転裁判5』が出るということで、はみたんとめいたんを見るためにもう一回『逆転裁判2』をやり始めたところです……あれ?

【漫画】こざき亜衣『あさひなぐ 6巻』(小学館)

2012年09月09日 10:52

 
あさひなぐ 6 (ビッグ コミックス)あさひなぐ 6 (ビッグ コミックス)
(2012/08/30)
こざき 亜衣

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ついに新人戦開幕! 「今日の主人公は、私」――その言葉を胸に、二年チームと一年チームに分かれて団体戦トーナメントに挑む二ツ坂高校。超体育会系軍団や屈強男子チームを相手に団体戦を競り進む中で旭達一年に“勝負の壁”が…! 勝ち進むには卑怯でも引き分けを狙って一点突破にかけなければならない。対戦相手から「恥ずかしくないの?」と聞かれた将子は「ちょっとな」と言いながら、大将・旭にすべてを託すが……。背負った重荷、押し殺した自分。旭、真剣の一振りをみよ。
公式HPはこちら(小学館ビッグコミックスの作品紹介ページ)


「組み合わせなんて大した問題じゃないわ。大事なのは誰と戦うかじゃなくてどう戦うかよ。“今日の主人公は、私”。そう思ってりゃいいのよ」
――宮路真春(pp54-55)

「…凄い。東島さんが…振り返しで一本取った……」
「何ソレ? 必殺技にしては地味な名前だな」
「バカ言うな! 相手が払った力を利用してこうやって力を下向きに回転させて、頭上で持ちかえて打つんだ」
「へー」
「薙刀らしくて、かっこいい大技だよ。僕が一番好きだった技だ。森、少し観ていこう」
「お、おう」
――宮路夏之、森(pp116-117)

「ところで田所さんどう思います? 二ツ坂のやり方ですよ。前二人は勝ち目がないと踏んで、引き分けに持ってったみたいなのよ」
「へえ…まぁまぁ目くじら立てなさんな。いいじゃないの、人を殺したわけじゃあるまいし」
「でも…でもねぇ、上位の大会があるわけでもなし。もっと正々堂々ぶつかって…」
「北川さん。それ、大人の方便。高校生にそんな理屈は通用しないよ」
「でも私は将来的に見て長く続けるのであれば……」
「バカだね。いつかじゃダメなのよ。あの子達には“今”しかないんだよ。団体戦を組むのも難しい学校もたくさんある。途中でやめてしまう仲間も多い。あの子達にとっては一回一回が、最初で最後の大会なんだよ」
 背負った重荷にも、
 押し殺した自分にも、
 全てのことに、意味はあると、
「真剣だから、どうしても勝ちたいと思うんだよ」
「沙也ちゃん、ファイトォォォ!!」
 私は、
 信じている。
「スネあり、二ツ坂!! 二ツ坂高校Bチームの勝ち! お互いに、礼っ」
 まだもう少し、
 この防具を脱ぐのは先の事になりそうです。
――田所、北川、都川みのり、東島旭(pp216-226)

「…あの、真春先輩、次の試合…」
「話しかけないで。人の事、気にかけてる余裕あんの?」
「―――…ありません」
「よかった。私もよ。決勝で会いましょう」
――宮路真春、東島旭(pp239・241)




 こんにちは、mayaです。
 ここ数年ほど、漫画でもライトノベルでもマイナー系部活ジャンルが流行っています。ラノベの場合はSOS団の影響からか、あるものないもの色んな部活動(隣人部とか古典部とか階段部とか奉仕部とか)が出てきましたが、漫画の場合は実在する文化部やマイナースポーツにきちんとスポットを当てている印象があります。

 ブレイクスルーとなったのは、競技かるたを描いた末次由紀さんの『ちはやぶる』(講談社)でしょうが、それ以外でも書道部を扱った河合克敏さん『とめはね』(小学館)、津軽三味線を扱った羅川真里茂さん『ましろのおと』(講談社)、応援部を扱った久保ミツロウさん『アゲイン!!』(講談社)、クイズ研究会を扱った杉基イクラさん『ナナマルサンバツ』(角川書店)、あるいはマイナースポーツならラクロスを描いた古日向いろはさんの『バガタウェイ』(マックガーデン)、タイトルそのまま小野寺浩二さん『カバディ7』(メディアファクトリー)といったところがぱっと思いつきます。

 さて、本作で描かれているのは薙刀部。剣道に似ていますが、構えは五つ、スネも打てる。何より剣道とは違い、やっている高校が圧倒的に少ない。

 本巻はすでに6巻というわけで、春のインハイ予選で三年生は引退、インハイに進出したライバル國領高校との練習試合では地力の差を見せつけられ、体育祭ではチームが一丸となり、二年生と一緒に5泊6日のお寺での過酷な夏合宿をこなし、秋の昇級昇段審査で初めて級をもらい、ついに本領発揮の新人戦編へと突入しています。

 ところで話は変わりますが、マイナージャンルの部活を扱っている作品というのは、その構造上、主人公最強という設定がよく用いられています。一種の貴種流離譚ですね。もともと持って生まれた天性や地力はあるのだけど、何らかの理由でそれを発揮できない、あるいは制限がかかっているといったケースになります。上記の作品だと、競技とは関係のない応援部を描いた『アゲイン!!』、それとチームスポーツの『バガタウェイ』以外、全て主人公には特殊な設定があります。

 こういった構造は仕方のないこととも言えます。そもそも、マイナージャンルはそのモチーフの説明に注力しないといけない都合があり、キャラクター造形に多くのページをかけられません。とはいっても主人公が何かをなさなければストーリーは進みませんから、秘められた力を解放することでカタルシスを生じさせていく傾向が生まれます。

 で、本作『あさひなぐ』――主人公である東島旭さんには何の天性の力もありません。少なくとも、スポーツ漫画史上、最弱であることは間違いないでしょう。
 何といっても眼鏡だし、髪はぼさぼさだし、色気ないし、それに運動音痴だし、すぐ泣くし、そのわりになぜかビッグマウスだし、その上、弱いから練習でも除け者にされがちです。それでも、東島さんは皆に追いつきたいから一人でこつこつ練習し、仲間想いで、馬鹿の一つ覚えみたいに真っ直ぐで、そのせいなのか教わったことを素直にやって勝ったりもします。

 白眉は2巻の練習試合のシーン(17本目「見苦しか女」、18本目「いい鼻血」)。試合前から緊張で泣き、体もがちがちで転倒し、いきなり脳天打たれて頭が真っ白になり、息も上がり、鼻血も出し、本当に見苦しい様を呈しながらも、宮路先輩に声をかけられて一縷の光を見つけます。

 また、3・4巻の寺合宿のシーンもいい(31本目「弱き者の武道」、38本目「理想の女」)。練習で一人だけ除け者にされたのに、こつこつと基礎練習だけやり続け、ついに参加した円陣稽古では皆が諦めかける中、戦う意義を見出して前へと進み出てきます。

 ここまで「努力、友情、勝利」が似合う作品も、今となっては本当に珍しい。

 話がずいぶんと脱線しましたが、本巻では、その努力と友情がついに実を結びます。新人戦に向け、Aチーム(二年)、Bチーム(一年)に分かれた二ツ坂高校は破竹の勢いで勝ち続け、ついに東島さんのいるBチームは準決勝にて昇級昇段審査で友情を培った薬師丸ひろ美さんのいる聖泉Aと、もう片方の宮路先輩率いるAチームはライバル一堂さんのいる國領Aと相対することになります。ラストシーンで約束したように、東島さんと宮路先輩の二人は決勝で相見えることができるのでしょうか。

 ちなみに、個人的には新人戦前の55本目「武具屋の娘」で、國領一年の的林つぐみさんの武具屋を訪問するシーンや、56本目「手のひら」で東島さんが宮路先輩の実家を訪問するシーンがわりと好きだったり。特に、小手を直す為に家に招いておきながら、「あとひとりでできるわね。分んなかったら夏之に聞いて」と弟に無茶振りして、グォー、グォーと鼻息立てて寝つく宮路先輩マジかっけぇ。きれいな先輩のこんな姿見たら百年の恋も冷めるというものですが、宮路先輩ならむしろOK。もっと豪快でひどい寝相さえ見たい。やはり、『あさひなぐ』では一番好きなキャラクターです。

 それはさておき、天性のものも、特別な能力もなく、ただひたむきに、ひたすらに、弱者が弱いなりにがんばって真っ直ぐ勝利を目指す――そんな作品を最近は読んでないなあという方に、本作は絶賛お勧めです。



◆関連
【定期】9月1週目のお気に入り

【小説】伊藤計劃×円城塔『屍者の帝国』(河出書房新社)

2012年09月09日 09:09


屍者の帝国屍者の帝国
(2012/08/24)
伊藤 計劃、円城 塔 他

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19世紀末――かつてフランケンシュタイン博士が生み出した、死体より新たな生命「屍者」を生み出す技術は、博士の死後、密かに流出、全ヨーロッパに拡散し、屍者たちが最新技術として日常の労働から戦場にまで普及した世界を迎えていた。後にシャーロック・ホームズの盟友となる男、卒業を間近に控えたロンドン大学の医学生ジョン・H・ワトソンは、有能さをかわれて政府の諜報機関に勧誘されエージェントとなり、ある極秘指令が下される。世界はどこへ向かうのか? 生命とは何か? 人の意識とは何か?若きワトソンの冒険が、いま始まる。
河出書房新社の公式HPはこちら
毎日.jpでの円城塔さんのインタビュー記事へのリンク等、内容が充実しています。


そいつはつまり脂肪の塊のような代物だ。この時代、歩く脂肪にはこと欠かないし、脂肪の方でも文句は言わない。屍者の脂肪をダイナマイトに置き換えるのに化学的な困難はない。単に常識が立ちはだかって思いつきにくい工夫というだけである。この科学の世紀においては、可能なことはいずれ実現され、遅いか早いかの違いが存在するだけだ。
(pp38)

「物語とは厄介なものです。ただ物語られるだけでは足りない。適した場所と適したときに、適した聞き手が必要なのです」
(アレクセイ・フョードロヴィッチ・カラマーゾフ、pp133)

屍者にしか見えない生者。屍者しか見えない屍者。生者にしか見えない屍者。
今、わたしの目の前で、峠を埋め尽くした氷の塔が次々天へ伸びていく。屍者たちが蟻のようにとりついて、蟻塚は空を目指して伸び続ける。(略)それらの塔は既に建ってしまっているのだとわかる。彼らには時間というものがないのだから未来に実現されるものさえも既に存在してしまっている。こうして造られていくものは、既に造られ終わったものだ。
「屍者の帝国」
わたしの背後で、ハダリーが言う。
わたしの額に、冷たい手を置く。
(pp200)

「あんたは、生命とはなんだと思う」
笑い飛ばされるかと思ったが、振り返ったバーナビ―は不思議そうな顔で淡々と告げた。
「性交渉によって感染する致死性の病」
(ジョン・ワトソン、フレデリック・バーナビ―、pp319)

わたしはカップを皿に戻す。
「天才の最後の世紀も終わる、か」
天才たちの世紀は終わり、大量生産、大量消費へ向けた技術の時代が訪れる。天才の失われる時代では、天才にしか造りえない存在は生まれえない。当たり前の事柄だろう。
(pp447)

一足先に、未来を覗きに行かせてもらう。わたしたちから奪われ失われている未来の姿を。わたしがそこで自らの魂を見出すことができたなら、またいつか出会う機会もあるかも知れない。地上でにせよ。地獄でにせよ。エデン。あれはちょっと人間に耐えられる世界ではなさそうだったが。もしもあちらが良い世界だったら――いや、そんなことはありえないとわたしたちは理解している。
(pp454)



 こんにちは、mayaです。
 信じられないほどの奇跡だったのだと思います。2006年に伊藤計劃さんと円城塔さんが第7回小松左京賞で共に最終選考に残り、どちらもまさかの落選。その後、どちらの作品も持ち込みからハヤカワJコレクションにて刊行され、2007年の『SFが読みたい!』において伊藤さんの『虐殺器官』と円城さんの『Self-Reference ENGINE』がワンツーフィニッシュを決める。その経緯も含めて、二人の新人作家は互いに親交を深めていきます。

 驚異の新人たちの出現。それは同時に日本SFにとって黎明だったはずですが、2009年に伊藤さんはあまりにも早すぎる逝去。一方、『オブ・ザ・ベースボール』以降、文芸シーンにも躍り出た円城さんは『烏有此譚』で三島賞、『これはペンです』で芥川賞候補となり、今年、『道化師の蝶』で同賞を射止め、今となってはSF作家というよりも文芸作家として広く認知されています。

 この二人が今もSFを書き続けていたらどうなったのか? ――といった、たら、ればの話はSF好きのメランコリー以外の何物でもないとは思いますが、本作は語弊を恐れずに言えばスチームパンクとネクロフィリアの合わせ技による日本発のニューウィアードという以外にも、先の問いに対する円城さんの一つの回答だということができると思います。  


 物語の冒頭は、まるでライトノベルのような軽快な出だしからはじまります。19世紀後半も半ばを過ぎ、ロンドン大学医学部の授業を受けていたのはジョン・ワトソン。そして颯爽と壇上に登場したのはエイブラハム・ヴァン・ヘルシング教授。しかも、教授は屍者蘇生について生徒たちに語りはじめ、気に入ったワトソンをとある古い建物へと誘います。そこでワトソンを待ち受けていたのは、第二次アフガン戦争に軍医として従軍しつつ、軍事探偵(諜報活動)をしてほしいという内容の依頼でした。

 ワトソンはその任に就き、ウォルシンガム機関の青年クリ―チャー(通訳兼記録役)のフライデーと共にボンベイへと赴きます。そこではインド副王リットンから歓待を受け、また大英帝国陸軍所属フレデリック・ギュスターヴ・バーナビ―大尉と出会い、クリミア戦争の裏で暗躍した屍者の一団と、それを引き連れて今ではアフガニスタン北方に屍者の王国を築こうと目論む逆賊アレクセイ・フョードロヴィッチ・カラマーゾフを追うことになります。

 アフガン北方に潜入し、ロシア帝国情報部員のクラソートキンとも行動を共にしたワトソンたちは、カイバル峠の野営地でハダリーと名乗る女性に出会い、「アダムにお気をつけなさい」と謎の警告を受けます。そして、ワトソンたちはついにカラマーゾフのもとへとたどり着き、この接触が大英帝国とロシア帝国とカラマーゾフたちによって仕組まれた隠密外交であったことを知らされ、ある有益な情報を引き出します。それは新型の屍者に関するあらゆる技術要件を記したノートの写本が日本政府に渡ってしまったということ。さらにカラマーゾフはこう続けるのです。

「とても入り組んだ話なのです。発端がどこにあるのかわからないほどに。その気になればこの世のはじまりから、アダムから話をはじめられるくらいです。しかしやはり――『ザ・ワン』からはじめるのが適切でしょう」

 ザ・ワン――それは一世紀も前にインゴルシュタットの研究室でフランケンシュタインが創造したオリジナルのクリーチャー。そんな呪われたアダムから屍者は量産されるようになり、クリミア戦争では軍事転用もされ、それでいながらザ・ワンは北極に消えたとされています。しかし、ニコライ・フョードロフの協力もあって、実際のところその行方は知られていません。 

 結果として、アフガンでの短い旅路を終えたワトソンたちは、足跡もつかめていないザ・ワンよりも、確実な手掛かりを求めます。そうです、こうしてワトソンたちは大日本帝国へと赴くのでした――


 といったところが、本作のプロローグと第一部をまとめた三分の一ほどのあらすじなります。その後、舞台は大日本帝国、アメリカ合衆国のサンフランシスコ、フィラデルフィアとまたいでノーチラス号も出てきて、再び大英帝国へと戻っていくといった世界一周ロードノベルの呈をなしていくわけですが、いずれにしても、イギリス、ロシア、日本、アメリカの近現代史、科学史と文学史を知っていればよりにやにやできるといった衒学趣味は円城さんの真骨頂と言えるでしょうか。実際、『Boy’s Surface』のような突拍子さはなく、エンターテイメントとして非常に優れています。今年のベストファイブには確実に喰い込む作品だと言えるでしょう。

 そして何より三年前に亡くなった伊藤計劃さんに対し、作中にて三年ほどをワトソンの通訳兼記録係として共にしたフライデーの最期の言葉を借りて、円城さんが残したメッセージが胸を打ちます。もしカラマーゾフの言葉通り、「ただ物語られるだけでは足りない。適した場所と適したときに、適した聞き手が必要」だというのなら、わたしは良き聞き手であったのではないかと自負したい。そう強く思いたい。

 だからこそ、ワトソンとフライデーに、あるいは伊藤計劃さんと円城塔さんに「ありがとう」と応えたいです。ちょっとばかし感傷的に過ぎますが、以上、本作の拙いレビューになります。



◆関連
【定期】9月1週目のお気に入り

【定期】9月1週目のお気に入り

2012年09月08日 23:59


 こんにちは、mayaです。
 ついこないだ2012年になったばかりだったような気がするんですが、今年も残り後4ヶ月。本当にあっという間です。少しは自分、成長できているんでしょうか。最近、年を取ったせいか、よくそんな焦りに駆られます(と、たまには真面目な感じの導入)。
 さて、いつも通り9月1週目の個人的にお気に入りメモを残します。


【小説】
 
ぼくらは都市を愛していたぼくらは都市を愛していた
(2012/07/06)
神林 長平

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 先月の『本の雑誌』で大森望さんが★5レビューをつけていたので早速購入。神林作品は『敵は海賊』(ハヤカワ文庫)の短編集以来久しぶり……というか、長編に限って言うと『膚の下』(早川書房)以来になる気がします。実際に調べてみたところ、シリーズものではない長編としては10年ぶりの新作とのこと。実感として、神林さんはいつも同じテーマに面していて、言語、認知、虚構と現実、あるいは先に出た短編のタイトルを借りるなら集合的無意識といったものを書いてきましたが、本作は、昨年の東日本大震災を受け、都市と災害、また老衰と消失という観点からアプローチしています。いつも感じるのですが、神林作品はどこか観念的だけど、やたらと熱い。ウォームハートは人を信じている証だと思う。

 
屍者の帝国屍者の帝国
(2012/08/24)
伊藤 計劃、円城 塔 他

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  黒い表紙のハードカバーが続きます。亡くなられた伊藤計劃さんの遺稿を円城塔さんが引き継いだという触れ込みの本作。さすがに創作のベクトル違うからそれはどうなん、というツッコミ待ちだったのですが、レビューを見るとそんなのは杞憂というわけで早速購入。語弊を恐れずに言うなら広義のスチームパンクとネクロフィリア。いわゆるニューウィアード。成熟したライトノベルといったら穿ちすぎかもしれません。もともと伊藤さんの長編第四段という位置づけだったようで、第二作目『ハーモニー』(もとは『生命の帝国』という仮題)と対を成すタイトルになっています。詳しいレビューはこちらで記事にしていますので参照ください。なお、インタビューで円城さんは「屍者の話でなければ書かなかった」と語っています。逝去した伊藤さんに本書が捧げられていることは間違いありません。そして、主人公は最後にこう述べます。以下、引用――
 一足先に、未来を覗きに行かせてもらう。わたしたちから奪われ失われている未来の姿を。わたしがそこで自らの魂を見出すことができたなら、またいつか出会う機会もあるかも知れない。(pp454)
 
 
夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011 (文春文庫)夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです 村上春樹インタビュー集1997-2011 (文春文庫)
(2012/09/04)
村上 春樹

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 黒い表紙がどういう訳かさらに続きます。二年前に出されたものの文庫落ち。ただし2011年のインタビューを一本追加。村上春樹さんはエッセイをよく書かれてきたので、これまでもご本人の筆で執筆姿勢、創作手法や好きな作家についてのあれこれを言及してきました。それに、『翻訳夜話』のような対談集、雑誌『ユリイカ』の特集や研究者・評論家のレビュー集といったものも多くあります。そういう意味では、聞き手の存在によってどれだけ新しいもの、あるいは深いものを引き出せるかといったところが本作でのポイントでしょうか。個人的に良かったのは、村上作品の社会性について問うたミン・トラン・ユイと、とてもスリリングな応酬を繰り広げたジョン・レイのインタビュー。そういえば、海外に移住してからこっち、エッセイといっても翻訳についてだったり、ジャズだったり、走ることだったりと書くことの周辺を語ってきたことが多いので、新刊について言及したことをまとめた資料としては貴重かもしれません。


【漫画】
 
僕は友達が少ない ショボーン! (MFコミックス アライブシリーズ)僕は友達が少ない ショボーン! (MFコミックス アライブシリーズ)
(2012/08/23)
しらび、風華チルヲ 他

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 先月のうちにGETしていたのですが、脚本家さんによるオリジナル(原作スピンオフ)であることと、漫画がイタチさんでないことから若干積んでいました。読んでみると、各ヒロインに焦点を当てたショートストーリーで構成されてはいますが、夜空回は夜空のSっ気が抜けていたり、星奈回は星奈がやけにデレていたりと、やはり若干ショボーンと。とりあえず収穫はあにきの男根がでかかったことです←

 
氷菓 (2) (カドカワコミックス・エース)氷菓 (2) (カドカワコミックス・エース)
(2012/08/24)
タスクオーナ

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 アニメ準拠の2巻目。まだ『氷菓』編は完結せず。アニメは虫食い状態で見てきたので、漫画で補完できて助かるなあと思う一方、原作、アニメとじっくり見てきた向きには退屈なんじゃないかなといらぬ心配。逆に言えば、丁寧なコミカライズとも言えるけど。今巻のようにあくまでつなぎの回となると、ストーリーに起伏がなくて若干不満も。

 
僕らはみんな河合荘 3 (ヤングキングコミックス)僕らはみんな河合荘 3 (ヤングキングコミックス)
(2012/08/30)
宮原 るり

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 毎度りっちゃんの表紙のぶひ力ぱねェっす。いつも思うんですが、『恋愛ラボ』といい、本作といい、宮原さんの作品は女性キャラに容赦がないところがいいですよね。男性作家だったらどうしても萌えを意識するのか、女性の悪い一面とか、汚らしい部分を隠しがちですが、そういうところは茶化しつつも一切妥協しない。ちなみに最近つとに思うのですが、本作のメインヒロインって麻弓さんのような気ががが。とりあえずりっちゃんの無口本好き先輩属性かわゆすですが、第7話、第8話と一気に距離をつめてきたシロくん。さあ、主人公力を発揮するのだ(でも、ダメなんだろうなあ)。

 
あさひなぐ 6 (ビッグ コミックス)あさひなぐ 6 (ビッグ コミックス)
(2012/08/30)
こざき 亜衣

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 新人戦開幕となる巻ですが、個人的には的林さんの防具屋訪問や真春先輩の家訪問の前フリがすごく好きだったり。新人戦の団体は次巻がピークでしょうか。でも、ベスト4に二組残っているって早くも二ツ坂関東最強伝説のような気が……。詳しいレビューはこちらを参照ください。

 
ブラッドラッド (7) (カドカワコミックス・エース)ブラッドラッド (7) (カドカワコミックス・エース)
(2012/09/01)
小玉 有起

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 すでに一部の2ch系ニュースブログでも取り上げられましたが、2013年にアニメ化が決定。同時に「血起」集会CP実施中。さて、今巻はヴァンパイアハンターとの戦いですが、互いの実力差は歴然。あっちゅーまに逆転で、話のメインはウルフボーイに移ります。まあ、王がウルフキングという時点でボーイがその子供だろうってのは誰もが確信していたわけですが(髪の癖具合もそっくり)、王の仕事を含めて大きなうねりは次巻に持ち越し。そうそう、気の早い話ですが、アニメはどこまでやるんでしょうかね。やっぱ5巻あたりまでかな。

 
ぶらっと★ブラドラ (カドカワコミックス・エース)ぶらっと★ブラドラ (カドカワコミックス・エース)
(2012/09/01)
好野 カナタ

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 アニメ化を記念した四コマ漫画。コミックスのあとがきが好きな人にはたまらない作品。表紙のタイトルが何か『デュラララ』に見えてくるのは気にしちゃいけないようです。


【映像】
 
 (シネマトゥデイのトレーラーより)
 
ヒューゴの不思議な発明 3Dスーパーセット(3枚組) [Blu-ray]ヒューゴの不思議な発明 3Dスーパーセット(3枚組) [Blu-ray]
(2012/08/24)
エイサ・バターフィールド、クロエ・グレース・モレッツ 他

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 マーティン・スコセッシ監督作品。公開当時、なぜスコセッシがディズニーみたいな3D映画を……と誰もが心の中でツッコミを入れたのは言うまでもないですが、レンタル開始というわけで早速観てみたところ、しまった、まいった、これは確かに銀幕で3Dで観るべきだったと悔しくなってしまいました。そんなふうに映像にたくさんの仕掛けがありそうで、作品のテーマや社会性といったものは関係なく、ただ、ただ、映像好きがその思いをありったけ込めて作った映画です。ちぇ。


【音楽】
 
未完成ストライド未完成ストライド
(2012/08/08)
こだまさおり

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 発売されていたのてっきり忘れていました……orz どことなくschool food punishmentを彷彿とさせる楽曲。作編曲は中山真斗さん。エレメンツガーデン所属の方のようです。C/Wの「シネマスカイ」も良い曲です。

 
 WORLD ORDER『CHANGE YOUR LIFE』(公式)
 今回はストーリー仕立て。ギニュー特選隊のポーズだったり、かめはめ波だったり、髪を金髪にして覚醒したのはやっぱりサイヤ人なのかな。そんなお茶目さたっぷりなPVになっています。

 
 MANNISH BOYS『Dark is easy』
 斉藤和義さんと中村達也さん(LOSALIOS)のユニット。お二人も、音楽も、かっけえけど、PVで集中線が入っていたりして何か可愛い。ちとずるいです。


【その他】
◆今週の気になったニュース
・西日本新聞(9/6)「できるか星新一の新作 人工知能が制作挑戦
 コンピューターでプロット生成とか、ストーリー作成とか、年に一回ぐらいこういう話はでてきますが、いまだにろくなものができてないので期待したいところ。ところでショートショートを作っても、応募できるSF系のコンテンストって『SFマガジン』の「リーダーズストーリー」ぐらいだと思うんですが、あの雑誌のことだからコンピューターが作ったという時点で入選させそうな気も。

・らばQ(9/6)「助けて!うっかり大学の女子トイレに入ってた…変態と思われずにどうやって出たらいい?
 下手なショートショートより面白い。間にもう一つピンチがあって、最後にちゅーがあったらそれこそハリウッド脚本術。

・WEB本の雑誌「もしも六本木のキャバクラ嬢が北方謙三の『水滸伝』を読んだら・・・!?
 というか、すでに六本木では必読の本では……。あと、「もしも歌舞伎町のキャバクラ嬢が大沢在昌の『新宿鮫』を読んだら」と「もしも銀座のキャバクラ嬢が渡辺淳一の失楽園を読んだら」も追加で。

◆雑感
 ビジネスシャツの下に着る無地Tシャツですが、二十代の頃はNIKEやADIDASあたりを好んで着ていたんですが、最近はHANESやGAP、そしてユニクロといった安いブランドがメインになっています。で、こないだユニクロのネット通販を見ていたら、アニメプリントTシャツが充実しているのを発見。チョッパーTシャツとか可愛くて、ほしくなっちゃいました。コスパで売っているザクTシャツみたいな遊びがあれば、ユニクロは値段の割に品質がいいし、GETしたくなるんだけどなあ……

【挨拶】ブログ再開のお知らせ

2012年09月01日 23:50


 こんにちは、mayaです。
 twitterで付き合いのある方々にはつぶやき済みですが、半年ぶりにブログを再開することにしました(半年前の三日坊主をノーカンにするなら正確には一年半ぶりでしょうか)。

 2009年にブログを始めて以来、当初は一日に一記事を目指してレビューを書いて、いつの間にか国内有数のアフィブログからもリンクをいただいて、「お前、作家というよりもアフィブロガー目指しているんじゃね」と散々ツッコミをもらったわけですが、当然のごとく、小説を書く時間がなくなり、仕事もやたらと忙しくなり、そうこうしているうちに会社から資格取れだったり、36協定なんて飾りだよねだったり、本田圭佑がシベリア抑留だったり、香川がユナイテッド入団だったり、坂本真綾さんや田中理恵さんが結婚したり、ボーナスが減ったり、アリスソフトが最近不発だったり、たぬきそふとが安定していたり、鬼束直さんがやたらとドストライクになっていたりと、そんなあんなこんながあって精神的UPDOWNを繰り返しつつも、いつしか小説さえ書く時間がなくなってきました。

 結果、ここ二年ほど公募からは遠ざかってしまったわけですが、そろそろまた小説を書き始めようかなという訳で、なぜだかブログの方を再開します。何かよく分からないことを言っていると思ったそこの貴方。きっと間違っていません。人生、そんなものです。

 とはいっても、前のように一日一記事とかNEETみたいに暇なことをやっていると生活も破綻するので、一週間ごとに気になったものを定期で上げつつ、何か個人的にお勧めしたいなあと思ったものがあったらレビューをするといったスタンスでいきたいと思っています。

 どうせ三日坊主が確定しているわけですが、暇で暇でどうしようないときにでもちらりと見ていただければ幸いです。末永く、今後ともよろしくお願いします。


※いつの間にか2012年9月以前の記事が増えたんじゃねと気づいた貴方。なかなかに鋭いです。現在、過去記事を絶賛捏造中です。気にしたら負けです。



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